私達はお茶を飲んだ後、順番にお風呂をいただくことにした。


お風呂から出ると、私とさっちゃんは横並びに敷かれた布団に入って、久しぶりのおしゃべりを楽しんだ。


こんなふうにさっちゃんと話す時間、最近なかったもんなあ。


すごく嬉しい。


二人でおしゃべりに花を咲かせていると、コンコンと和室のドアを叩く音がした。


ドアを開けると、斉藤君が立っていた。


「どうしたの?」


私が聞くと、頬を赤らめる斉藤君。


「入っていいかな?さっちゃんにちょっと」


私はいいよと言って、斉藤君を中に入れた。


なんだか微妙な雰囲気になったけど、それでもしばらくは三人で話していた。


だけど、だんだん二人が見つめ合ったり、じゃれあったりし始めたので、私は「お茶を飲んで来るね」と言って部屋を出た。


私がいたんじゃ、明らかにお邪魔虫だもんね。