蒼甫君が海草を見つけて、瀬名君に渡そうとする。


だけど瀬名君はイヤがって、蒼甫君から逃げる。


それを追いかける蒼甫君。


瀬名君が、海水を蒼甫君にかけて反撃する。


「うわっ。冷たっ」


「来るなーっ」


笑いあう二人。


ふふ。


なんて絵になるんだろう。


綺麗…。


あ、今日カメラ忘れちゃった。


持ってくれば良かった。


絶対良い写真が撮れたのに。


「あー残念」


私はふてくされて、砂浜に横になった。


空が真っ青で、すごく綺麗で眩しくて。


私はそっと目を閉じた。


遠くでカモメの鳴く声がする。


陽射しがぽかぽか気持ち良い。


潮風が、私の頬を優しく撫でていく。


このまま眠ってしまいそう。