優月ごめんな



俺は瀬名の思いを痛いほど知っていたから



だから



瀬名がその思いを優月にぶつけて来たら



優月が揺れるんじゃないかと思ったんだ



だって



あんなに深く



真剣に



優月を思っている瀬名だったから



いつも優月だけを見守って



ほんの少しの変化にもすぐに気づいて



何かあれば助け



優月の心に寄り添って



深い深い愛情で



優月のことを思っていたから