「おはよー、優月ちゃん…って。

えっ?ちょっ、ど、どーしたの?

蒼甫に、こちらはコズミックの洋平君じゃな~い!」


イチャさんが頬に手を当ててビックリしている。


ですよね~。


ビックリしますよね~。


「高田さん、おはようございます」


洋平君が綺麗に笑うと、イチャさんは両腕を少し上げたまま、早足でパタパタと近づいて来た。


「ま、まぁ。とにかく座ってよ」


イチャさんは来客用のソファーに洋平君を案内した。


奥のソファーに腰掛ける洋平君。


何がなんだかわからない様子のイチャさんも座った。


私はとりあえずお茶を入れる事にした。


私が急須と湯呑みを出していると、蒼甫君が私にピッタリ付いて来た。


「どうしたの?」


「……。どこに居ていいかわかんないから」


うーん。


確かにそうだね…。