「ここまでの話は事務所で世間話をしながら聞き出せたんだけど、樋口さんがいつ大学を辞めたかまでは教えてもらえなかったんだ」
「そうなんだ…」
「多分、俺にバレると裕樹の耳に入る可能性があるから言えないんだろうな」
ずるい…。
なんてずるいの?
「樋口さんが所属してた大学のそのイベントサークル、今じゃそれほど盛り上がってないらしい。
鈴木さんが卒業しちまった後は、火が消えたみたいになったらしいよ。
樋口さん、つまらなくなったんじゃないかな」
つまらない…?
「鈴木さんの仕事を手伝った方が、やりがいもあるし、楽しいって事?
だから、大学を辞めた…?」
洋平君が、膝に頬杖をつく。
「多分そうだろうね。樋口さんは鈴木さんにすごく憧れてるからな」
「そうなんだ…」
「多分、俺にバレると裕樹の耳に入る可能性があるから言えないんだろうな」
ずるい…。
なんてずるいの?
「樋口さんが所属してた大学のそのイベントサークル、今じゃそれほど盛り上がってないらしい。
鈴木さんが卒業しちまった後は、火が消えたみたいになったらしいよ。
樋口さん、つまらなくなったんじゃないかな」
つまらない…?
「鈴木さんの仕事を手伝った方が、やりがいもあるし、楽しいって事?
だから、大学を辞めた…?」
洋平君が、膝に頬杖をつく。
「多分そうだろうね。樋口さんは鈴木さんにすごく憧れてるからな」