リフトを降りると、いよいよ斜面を滑ることになった。


「優月、ゆっくりでいいから」


「うん」


私と瀬名君は、並んで一緒に滑った。


そんなにスピード出さなければ、結構大丈夫みたいだ。


私は右へ左へとジグザグに、ゆっくり降りて行った。


そしたら、一度も転ぶことなく滑れた。


「やったぁ。滑れたね」


「優月、うまいじゃん」


私達はリフトに乗っては滑るを何度も繰り返した。


滑れるようになってくると結構楽しくて、私と瀬名君は時間を忘れてスキーを楽しんだ。


こうしてニ日目のスキーも無事終了し、夕飯とお風呂を済ませ、女の子達と部屋でワイワイおしゃべりをして過ごしている時だった。