冬休みが始まった。
蒼甫君は今回もサーフィンを頑張るらしくて、冬休みはずっとおじさんの家にいるようだ。
私はイチャさんのところで、ずっとアルバイトをすることになった。
最近、イチャさんの事務所はちょっと景気が良いみたいで、仕事が忙しくなっていた。
瀬名君の事が気になっていたけれど、自分では何も調べられないし、洋平君からの連絡を待つしかなかった。
「最近優月ちゃん、ちょっと元気がないわね」
事務所でPC入力をしていたら、突然イチャさんがそんなことを言った。
「えっ?そうですか?」
「蒼甫と会えないからかしら?うまくいってるみたいね」
クスッと笑うイチャさん。
私はあの日のことを思い出して、顔から火が出そうになった。
まるで、自分じゃないみたいな声を出していた。
自分が自分でなくなりそうで怖かった。
抱きしめられたり、キスされたりするのは嬉しいんだけど。
でも、それ以上って…。
なんか、自分を見失ってしまいそうで。
勇気がいる…。
蒼甫君は今回もサーフィンを頑張るらしくて、冬休みはずっとおじさんの家にいるようだ。
私はイチャさんのところで、ずっとアルバイトをすることになった。
最近、イチャさんの事務所はちょっと景気が良いみたいで、仕事が忙しくなっていた。
瀬名君の事が気になっていたけれど、自分では何も調べられないし、洋平君からの連絡を待つしかなかった。
「最近優月ちゃん、ちょっと元気がないわね」
事務所でPC入力をしていたら、突然イチャさんがそんなことを言った。
「えっ?そうですか?」
「蒼甫と会えないからかしら?うまくいってるみたいね」
クスッと笑うイチャさん。
私はあの日のことを思い出して、顔から火が出そうになった。
まるで、自分じゃないみたいな声を出していた。
自分が自分でなくなりそうで怖かった。
抱きしめられたり、キスされたりするのは嬉しいんだけど。
でも、それ以上って…。
なんか、自分を見失ってしまいそうで。
勇気がいる…。