「あっ、優月。来てたのか」


「蒼甫君」


蒼甫君が両手に料理が乗ったお皿を持って、リビングへ入って来た。


続いて渋谷君も出て来る。


「まだまだあるから、みんな手伝って」


渋谷君に言われ、私達もキッチンへ向かった。


うわっ。広いキッチンだなー。


使い勝手が良さそうだし。


この真ん中にある大きな台は何?


作業台ってやつ?


それにこのご馳走。


一体誰が作ったの?


「優月ちゃん、なんか全部がすごくてビックリだね」


「うん。凄すぎるよね」


私達はオードブルが乗ったお皿をリビングへと運んだ。