12月の寒空の下



冷たくなった私の手を



そっと握る蒼甫君



肩を引き寄せられ



私は蒼甫君に頭をもたれる



空が真っ青に澄んで綺麗で



それに見とれていたら



視界が茶色になって



少し冷たい唇が



私の唇に優しく触れた



次第に温もりを帯びていく柔らかさを感じながら



私はそっと目を閉じた



私も大好きだよ



唇から伝わりますように