「悪いけど俺、引き受けるつもりはないよ。
それで優月をモデルにするって言うなら、ここのバイトはもう辞めさせるから」


「蒼甫君…」


「まぁ待って。話は最後まで聞きなさいよ」


イチャさんの目つきが少し変わる。


「そのプロモーションで使うモデルは三人なの。

いずれも若手モデルよ。

一人は蒼甫。

あとの二人は、コズミックから二名」


えっ?と同時に声を上げる私と蒼甫君。


コズミックって確か…。


「モデルの名前、一人はYOHEI。

もう一人は、YUHKIって書かれてたわ」


まさかそれって…!


「お友達の瀬名君でしょう?
蒼甫、あなた彼の事気にならないの?」


「瀬名と同じ仕事…?」


「彼、モデルの仕事してるって、まだ話してくれてないんでしょう?
直接話を聞けるチャンスなんじゃない?」


そんな…!