教室に着くと、すでにさっちゃんと蒼甫君と瀬名君は学校に来ていた。


久しぶりに四人揃った私達は、つい会話に花が咲いてしまう。


予鈴が鳴ったので席に着くと、すぐに担任の先生が教室に入って来た。


ん?


先生の後ろにいるあの生徒は誰なんだろう?


えっ?あれって…。


思わず顔を見合わせる私と蒼甫君と瀬名君。


「今日から我が校に入った転校生だ。自己紹介してください」


転校生?まさか…。


「甲斐静華です。よろしくお願いします」


!!!



えーーーーっ!


静華ちゃん?


なんで?


どうしてウチの学校に?


蒼甫君がビックリした顔をしてるって事は、静華ちゃんが転校してくるなんて知らなかったんだ。


「すげー美人じゃん」


「いい女だよな」


「スタイルむっちゃいい」


男の子達は大騒ぎだ。


私と瀬名君と蒼甫君は、ただただ驚くしかなかった。