救いなんか、初めから

この人は求めていない。


「この世界は最低どもの集まりだ。


人の苦しんでいる顔をみて楽しそうにするクラスメート

子供に関心を持たない両親

イジメを発見しても見てみぬふりする教師

頼れるやつなんて一人としていない。

なんでこの場所に生まれたんだって毎日考えてたよ。


最低な人生だった。

この最低なことばっかり詰まった人生に

未来なんてイラナイない。

サヨナラあたしの人生

あははははは、最低から始まって最低で終わるって最高だわ

あはははははは」


小城さんの、笑い声が教室に響いたとき