そして、辞令が下ってから、2ヵ月後に運命の青年会が開かれた。



義之は、精力的に名刺交換しながら響子を探し始める。



10年ちょい会って無いとはいえ面影はあるはず…



響子らしき人物がいないか周りを見渡す義之…



中国に駐在で来てる女性は少ない。



義之は、簡単に見つかると思っていたが、なかなか見つからず全員の女性と名刺交換を終えてしまった。



もしかして、今回は不参加なのか…


と、いう思いが過った時、聞き覚えがある男の声が聞こえる。



この声…確か響子と話していた男だ!



慌てて声をかけ、名刺交換を済ませ、世間話をする。



ある程度、話が進み酒が入った所で、義之は本題に入った。



予想通り響子の事を知っていた。