言われてみれば、そう捉えられても不思議ではない・・・。




響子に恋した状況にも似ている。



それに、義之の好みのタイプを箇条書きしたら、内田さんは半分以上該当している。



容姿、性格共に惚れてもおかしくない…



何でだろう??
確かに、魅力的ではある。



でも、恋した時に出るドキドキ感が無いし、これからも出そうにない。



色々考えた結果、一つの結論に至る。



あぁ…俺は、響子の事が大好きなんだ!




たとえ離れていても、連絡出来なくても心の中に響子がいた。



実は、中学3年の春に手術の日が決まってから、冬休みに1度だけ手紙を出した事がある。


久しぶりであり、色々言いたい事があった義之は、気がつけばA4の紙5枚にビッシリに書いていた。


しかし、手紙は宛先不在で返ってきた。


そう言えば…


中学1年の時に、家を建てて引っ越したとか言っていたな…。


小学校の卒業アルバムに載っていた住所は古かったようだ。