響子は、恋愛対象として見向きもしなかったようだ。



結局、同じバスケ部の友達という領域から抜け出せなかったという内容の会話だった。



冷静に考えれば武志とキャラ被っているんだよな〜。



イケメンでバスケ部。



同じタイプなら武志だ…だって、響子は武志の事好きなんだもん・・



危機は去ったが、改めて武志の存在を痛感する義之。



この頃になると、恋愛ドラマをよく見るようになった義之。



女子は、ちょっと危険な香りがする男に弱い。



そんな知識をドラマを見て覚えた義之は、金子の動向が気になり始める。



義之は、急いで金子の動向を探った。



不良アピールかと思いきや、優しさでアピールしてくる。



これは、ギャップ作戦だ!



そう言えば、金子は硬派で人付き合いが苦手だったし、優しくすれば良いってアドバイスしたな・・・。



自分が与えたアドバイスに複雑な心境になる義之。