当然といえば当然の流れだったのかもしれない・・・



そう考えた義之は、冷静にライバル達の分析を始めた。



一人目の阿部は、成績優秀で常に学年トップ3に入る生徒。



頭の回転がよく会話のテンポが良く


会話のセンスも悪くない…


見た目も運動神経も酷くはない。




二人目の田辺は、バスケ部のエースで、運動神経抜群の爽やかなイケメン。


女子の人気が高くファンが多い。



モテるため、受け身の恋が多く攻めが苦手のようだ。


男からの人気もある。



3人目の金子は、一言で言えば不良。


勉強は全然駄目


運動神経はそこそこ良い…



弱い者イジメはせず硬派な不良で、話すと意外と気さくな奴。


少し短気ではあるが・・・




三者三様で、義之にとって手強い相手ばかりだった。



全員、これだ!という魅力がある。



学業=中の上
部活=1軍半
ルックス=中の上


どれをとっても平凡な義之は焦った。



3人とも自分の得意分野で、響子にアピールし始める。