家出したあと、落ち着いたら家に戻り、 両親を説得して陽人さんと一緒にまたこの家で暮らしたい。 私の計画と夢は、日に日に大きくなっていった。 その間も陽人さんと時々会い、 貴斗様が毎日のように会いに来ていた。 ピンクの桜は、少しずつ葉桜となり、 いつの間にか葉っぱだけになってしまった。