そんな事を悠月と話しながら歩いていると

前の人に気づかず.

ボンッ!

「いっ.…」

少し後ろに飛ばされた。

顔を歪めて前にいる人を見ると


ひっ…!

それは、入学して間もない私達でも知っているヤンキー先輩の


      田崎先輩だった。


「すっ、すいません」


それだけ誤って私は、悠月の手を引っ張って急いで走り去った


「はぁ、はぁ…」

「もぉ、なんでそんな走るかなぁ?」

悠月が不機嫌そうに聞いてくる


「だ、だってあの!田崎先輩だよ!?」

私はこういう事になると以外と初心者。


「大丈夫だって、1年の顔なんて覚えてないって」

悠月は余裕そうに言う


わぁーもう廊下とか歩きたくないよぉ

最悪だ……………