「あっ、悠月ーーー」


悠月を見つけて手を振ると 


「あー美弥ーー」


私に気づいたようで手を振り返してきた


「もー朝から呼び出さないでよぉー人がせっかく寝てんのにさぁ」


「いーじゃん、だって最近美弥さー蓮先輩ばっかで
悠にかまってくれないじゃーん」


かまうってあんたは子供か


「はいはい、今日は、かまってあげるよ」


「んで、話ってなんなの?」


本題を思い出して悠月に問いかけると



「それがね!涼くんいるじゃん?」


涼くん?…んっ?誰だっけー


えーーーあっ!相葉涼くんねっ!



「うんうんうん!!で、それがどうしたっ?」



それがねっと顔を赤らめて言う悠月を見てなんとなく予想がついた気がした


「涼くんとね…付き合うことになったんだ…」


やっぱり、悠月はすごいね


好きになった人とほぼ必ず両思いになるという


尊敬しますわっ


「すごいじゃん!どっちから先に言ったのー?」


ときいてみると


「それがねっ!涼くんからなんだーーー」


「すごっ!やばいねーーー」



悠月は私と蓮先輩が付き合うことになった時


私以上に喜んでいた


そんな悠月の幸せは私にとっての幸せでもある


だから、私もすっごくうれしい