「どうぞっ」

そういい入った連先輩の部屋は思ってる以上にきれいで

黒と白で統一された清潔感のあるシックな部屋だった



「あっえっとーなんか飲む?」

照れながらも気を使ってくれる連先輩。


「あ、うん」


私も大分照れてるけど




ちょいまっててねと言い部屋を出て行き何やら台所でガチャガヂャする音が聞こえてくる




ふと本棚を見るとアルバムと書かれたものがあった



中学校のかな?と思い見ていると



「どうしたの?」

と後ろから声が聞こえた


振り向くと




両手にコップを持った連先輩


「ううん、なんでもない」 


連先輩は両手に持ったコップをテーブルに置くと


私の隣ではなくベットに座り




自分の隣をポンポンと叩きこっちにおいでという


仕草をした。




行っていいのかな?と思ったけど

連先輩の隣にちょんと座った


すると肩を抱き寄せられて


抱き締められた



「えっ…」



更に強くなる抱き締められた腕の力



「キスしていい?」


「はぃ…」


そう答えると顔を私の方に向けだんだん顔を傾け近づいてくた



そして、連先輩の唇と私の唇が重なった。


「……」

初めてのキスじゃないけど

ドキドキがやまない…


「美弥…顔赤くなりすぎ…ぷっ」

そう言って自分の顔を片手で押させて笑っている連先輩


「うるさいっ…」

そう言って私がベットから離れようとすると


パシッ…

グィッ…


「だーめ」

また手を捕まれベットに引き戻された


「ちょ、」


私の言葉も聞いていなくて


私の頬を触ると髪を耳にかけて


また私の顔に連先輩の顔が近づいてきた


また、キスか…なんて思っていたら


「んっ…」

さっきとは全く違う


大人のキス……

何度も何度も角度を変えてキスを繰り返し

その後は私の口内に連先輩の舌が入ってきた…


「…!」

連先輩の舌が私の口内をかき回していく

頭がクラクラする


すぐそこに聞こえる連先輩の息づかい


ドサッ…


ベットに押し倒されて


「我慢の限界…」

そうつぶやくと私の首辺りに顔をうずめてきた


「……!」


ガタガタと震えている私


こんなこと初めてでなにをどうしたらいいの?


それに気づいたのか


「もしかして初めて?」

コクっと頷く私


「美弥の初めて俺にちょうだい?美弥の初めては全部俺がいい…」 

「うん…全部連先輩にあげる…」

初めての私に連先輩は優しくしてくれて

私が泣いていると大丈夫?と声をかけてくれて

ずっと手を握っていてくれて


泣いていたのは痛いのもあったけど


連先輩と一つになれたことがうれしくて

泣いていたんだよ。

そんな痛みだって全て愛おしかったから…