「ねぇ、俺も美弥ちゃんって呼ぶから俺のこともなんか呼んでよ」

「もう、呼んでますよ??」

私が質問すると

「美弥ちゃんってしっかりしてるのか天然なのかわかんないね」

先輩がまたわらった

「え?」

「見た目はクールな感じででも、中身は天然な可愛い女の子」

また、先輩は私の顔を覗きこんできた

ブワァーーー

自分の顔が熱くなるのがかる

「かわいい美弥ちゃん」

ますます顔が赤くなる


「からかうのはやめてください…」

なんでこんな気持ちになんのよ

先輩のことなんて好きじゃないはずなのに


「からかってなんかないよ?単純に美弥ちゃんがかわいいの」

先輩は更なる追い打ちをかける

「反則ですよ…」

こんな短期間で人を好きになるなんて…

「先輩のばか…」

「俺ね、初めて美弥ちゃん見たのあのぶっかった日じゃないんだ」

と言って話しだした



「実はさ、入学式の時1年生が入場してくるとき美弥ちゃんを見つけてそれで
一目惚れしてさっ」

「そんな時から?」

びっくりしたそんな時から見られてたなんて

「で、1年と3年のクラスって校舎が一緒だからよく会うじゃん?
それで、髪の毛いつもサラサラになびかせてて目がぱっちりで
すごい可愛い子がいてさぁ!友達と話しとる時の笑顔がすっごくかわいくて!あの子入学式の時の子だ!って思ってたら
ぶっかってで、勇気出して話しかけてみてこんなってるってわけ。」

「そんなとこまで!?」

気づかなかったそんなふうに思われてたなんて

「はい、じゃあ話を戻して俺のことなんて呼んでくれるの?」

「なんて呼ばれたいですか?」

先輩はんーっと考えるとぱっ!とひらめいたような顔をして
「連先輩!!」

「って、呼ばれたい」

まぁ、それくらいいだろうとおもい「いいですよ」と返事をした


「よしゃっ!」

それから、連先輩とブラブラして先輩は家まで送ってくれた