だからこそ、駄目なんだ……。 『ここにいたらあたたかいあなた達が汚れてしまう。わたしが汚れているから…一緒にいることはできない』 「愛奈ちゃんは汚れてなんかな 『汚れてる』 っ……」 陽向や芳野航、銀髪に茶髪も俯いてしまった。 そして再び暗黙に包まれた部屋。 「愛奈さんは、汚れてなんかいません」 突然後ろから聞こえた声に振り返った。 『み、なと……』 そこには湊の姿があった。 「すみません、皆さん」