「どうしたの?」

「ねえ、瑠璃なんで恋ってこんなに辛いんだろう。人を愛すのはこんなに辛いものなの?」

「私も異性を愛したことはないからわからないけど恋って辛い時は勿論あるけどそれを上回るほどの幸せがあるもんだと思うよ」

私は瑠璃の話をききながら顔を布団に埋めていた。

「例えばさ、愛菜は総長でしょ」

「うん」

「総長ってさ、辛いことがたくさんあるじゃない時には仲間を守るために嫌な仕事をしなきゃいけないし、上に立つ人間だから弱音もそうそうはけない」

「確かにそうだけど、いいところもあるよ」
私は頭をガバッと上げて瑠璃の言葉に足した。

「そう、愛菜の言うとうり。総長は辛いこともあるけど楽しいこともある。みんなで何か祝い事をしたり、遊びに行ったりいろいろあるでしょ」
私は瑠璃の言葉に素直に頷いた。
「でも、それは総長というものをやっている愛菜だけが分かること。私も副総長だから愛奈と近いものは感じるしわかる。でもやっぱり総長の気持ちはわからない」
私は愛菜の意見に頷いた。

「それと一緒だよ。恋も実際にやってみないと解んない。」
そして瑠璃は急におちゃらけた顔のなって
「ぶっちゃげちゃうと命の危険がある総長をやってる愛菜がべつに死ぬわけでもない恋にビクビクしてるのが変だよ」
と私に失礼決まりない言葉をビシッと私に指をさしながら言ってきた。

「まあ、確かに考えるとそのとうりだけど・・・」

「まあ、お互い大変だけど頑張ろうね。」
「え、お互い?」
あやおく聞き逃すところだったがいま瑠璃はお互いといった。
「えっとね私も気になる人がいて。」
「え、本当」
「うん。」