チェリー~君が呼ぶ、あたしの名前~のレビュー一覧
それぞれが、もがいてた。 苦しくて、しんどくて、泣きたくて。けど泣ける場所がなくて。 僕等は未熟で。 だけど完璧な人間なんていない。皆寄り添って、支えあって、そこから未熟なりにも答えを出していく。 一人で未熟なら、二人ならどうだろう? 支える愛 優しい嘘の愛 相手を想う愛 見守る愛… さまざまな愛の“カタチ” そのさまざまなカタチを、人と出逢い、過ごしてく中で私達はまた変えていく。 後半に近付くにつれ、涙が溢れました。 “愛すること”と“弱さを抱えながら生きていくこと” とても強く伝わりました。 弱さは決して悪いものではない。 それを包んでくれる愛が傍にあります。 素敵な作品をありがとうございました。この作品に出逢えて良かったです。
弱さも痛みも、優しさへと繋がれば。 それは偶然と偶然の重なりだった。 財布を忘れた時、偶然助けてくれた大人の佐倉さん。偶然間違い電話をかけてきたマモル。偶然にも重なった"サクラ"という名前。 寂しさと弱さに潰されそうな亜弥に、必要なのは無償の愛を注いでくれる人。亜弥にはいなかった。亜弥には気づけなかった。 亜弥はマモルとの電話を支えにし、不毛な片思いと援助交際を続ける。 "本当の愛って何だろう、どうして人間ってこんなにも弱いのだろう" 弱さは時に人を傷つけ、優しさは時に自分を苦しめるかもしれない。弱さ故に泣き、優しさ故にどうしようもないやるせなさが溢れるかもしれない。 ――あたし達は未熟なチェリー でも本当の愛はただ見守るようにみんなを包み込む。 きっと咲いた先の未来は、温かい光に包まれている。
初めまして 一気に読みました すごい感動です 愛される事愛する事…どっちも大切な事ですょね。 この後2人はどぉなるんですか?
些細な事で見逃してしまいそうな場所に意外に幸せは隠れているものです。 今、辛い人!投げないで!素直に生きてみませんか?
私にもマモルと同じような人がいました。 それは今の彼氏であって、私達も最初は顔も名前も知りませんでした。 知らないからこそ本音を言える相手で、彼がいたから今の私があるって思っています。 その時は私も、助けてもらってばっかりで、何もしてあげられとないって思ってたけど、 お前が俺を心から愛してくれて、側にいてくれる事が俺の1番の支えになってるって言われたときに、彼でよかったと思えました。 私達はもうすぐ結婚します。 なんだかこの話しを読んでたら昔の私達を思い出して、彼をこれからも愛していこうって思えました。 素敵な小説、ありがとうございました