厚い厚い雲の隙間から一条の光がさしこむ


細く
けれど力強く
確かな道を照らす


時には冷たい水が溢れる涙のように地面を濡らし

荒れ狂う風が大樹を揺らし

光の稲妻が地上を脅かす


まるで人間の心のように


それは私の心のように


厚い厚い雲に隠して
一本の光を頼りに
前だけを見て進む


泣きたい時
心が揺れる時
荒れ狂う時もある


だけど光を信じて進む


願いは一つ


光のふもとに辿り着くこと。