神様。貴方はとても彼方の存在です。


ヒトは時として、貴方を悪者にし、無実の罪を与えます。

また、時として、貴方を讃え、貴方がもたらした運命に感謝します。

時として、広大な空と広き海原にたとえ、

また、時として、暗闇に指す一条の光にも、無残な闇にもたとえます。


神様。貴方の姿を真に捉え、事実を知る者は一人もいません。


ヒトの思いが貴方をつくり、
ヒトの願いが貴方を讃えます。



私は貴方が存在しないことを知っています。少なくとも、私の願いを叶えてくれないことを…


けれど、貴方を信じ、祈る小さなヒトをどうか愛して下さい。


報われぬ想いを秘めることを、
願いを祈り続けることを、


いつか、本当の強さを手に入れられると信じることを…



…そんなヒトの姿を愛して下さい。


…そして、いつか、私が貴方を愛し、祈れるように…