「…」

「…」

沈黙が続く。


「…今日、」

「え!?」

江田くんが沈黙をやぶる。

「初めて2人きりになれた。」

「うん、そうだね。ずっとうちと乃愛が勝手に行ってたから…」

「洋服、似合ってて可愛いよ。」

「え、ありがとう。」
なんか、照れる。
嬉しいのに恥ずかしい感じ。


「…」


「…」

うぅ、この沈黙嫌いだな。
なんか話すことないかな。

江田くんは、私服姿もバッチリ決まってて。
うちには、やっぱりもったいない。

「ねぇ、なんでうちなんかを選んでくれたの?」

無意識のうちに聞いていた。

「え!?」

自覚したら恥ずかしい。
何てこと聞いてるんだろう。