「あなた、やばいですよ。」
「はい」
「このままじゃもっと
おいてかれるよ。」
「はい」
「どうしたいの。」
「はい」
渋々職員室の椅子に座らされ、
栗崎先生に問い詰められる。
「はい、じゃないでしょ。」
「....はい」
「......」
さっきから壊れたロボットのように
しか返事をしない私に呆れている様子。
だって、化学怖いんだもん。
化学が怖いっていうより
先生が怖いのかな。
「明後日再テストしようか。」
「えっ」
そう言ってイタズラっ子のような
笑みを見せた。
不覚にもドキっとした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…