そいつは俺よりも20センチくらい背が高かった。

俺も170センチほどだから相当な大きさだ。

「な、なんだお前!」

輩達もその背には一瞬ビビったようだ。

「ふざけやがってー!」

輩は背の高い男に殴りかかった。

しかし男は軽々避け、さらに腹部に一発入れ輩の一人は崩れ落ちた。

「やろー!」

もう一人襲いかかってきたが、それも軽々と蹴り飛ばし近くの店に突っ込んでいった。

「きゃー!」

通行人がその騒ぎに悲鳴を上げた。