「よろしくねー!」 彼はそう言うとふにゃっと笑った。 それを見て、笑顔が可愛いな、と思ったことを今でも覚えている。 とにかく笑顔が印象的だった。 いつもきらきらしてて、ふにゃっと笑う彼。 もしかしたら私は、初めてこの笑顔を見た時から、彼に惹かれ始めていたのかもしれない。 ...確かそれは小学5年生の梅雨の時期でした。