「うん。可愛いよ、大好き」
「また言うー!もうやめろよ!」
すごく顔が赤いですよ、お兄さん。
それを指摘したら、お前のせいだよ・・・とむくれながら答えられた。
ちょっと機嫌を損ねてしまっただろうか。
飴と鞭。ちょっと優しくしてやらないとあとが大変である。
「でもね、ご飯食べてるところ好きだよ。だって本当に美味しそうに食べるからさ」
ぱあっ、と彼の顔が明るくなった。
「ほんと?」
「うん、本当。一緒に食べてるとさ、私まで幸せになるもん」
そっかぁ・・・小さくつぶやいた彼は、本当に嬉しそうで、そんなに純粋に喜べる姿が羨ましいとさえ感じた。
「俺もさ、一緒に食べてる時間って、すごく幸せなんだ。昼飯の時だけじゃない、一緒にいられる時間がぜーんぶ幸せ」
急にそんなことを言われたから、私は戸惑った。
箸でつまみ上げようとしたちくわの磯辺揚げがつるんと滑って、弁当の中に戻っていった。
なおも彼は続ける。
「また言うー!もうやめろよ!」
すごく顔が赤いですよ、お兄さん。
それを指摘したら、お前のせいだよ・・・とむくれながら答えられた。
ちょっと機嫌を損ねてしまっただろうか。
飴と鞭。ちょっと優しくしてやらないとあとが大変である。
「でもね、ご飯食べてるところ好きだよ。だって本当に美味しそうに食べるからさ」
ぱあっ、と彼の顔が明るくなった。
「ほんと?」
「うん、本当。一緒に食べてるとさ、私まで幸せになるもん」
そっかぁ・・・小さくつぶやいた彼は、本当に嬉しそうで、そんなに純粋に喜べる姿が羨ましいとさえ感じた。
「俺もさ、一緒に食べてる時間って、すごく幸せなんだ。昼飯の時だけじゃない、一緒にいられる時間がぜーんぶ幸せ」
急にそんなことを言われたから、私は戸惑った。
箸でつまみ上げようとしたちくわの磯辺揚げがつるんと滑って、弁当の中に戻っていった。
なおも彼は続ける。