「だってさ、一つのおかずに対して一分間、口全体をフル活用したとしても、その一分間は一つのおかずしか消費していないじゃん。そう考えたら効率悪くない?となれば、右のほっぺでひじきの煮物を、左でハンバーグを食べたほうがいいと思うんだ」
「あっ・・・はい。そうだねーうん。」
いやいやそういう問題じゃないと思うっていうか、ひじきとハンバーグって食べ合わせ悪そう。君はそこまでして効率よく食事をしたいのか。
呆れてものも言えない私に、彼は何を思ったのか、さらに付け加えた。
「ちなみに、飲み物を飲む時は口の真ん中の道を開けて飲みます」
すごくどうでもよかった。
そんなキメ顔で言わなくてもいいことだった。
「あっ・・・はい。そうだねーうん。」
いやいやそういう問題じゃないと思うっていうか、ひじきとハンバーグって食べ合わせ悪そう。君はそこまでして効率よく食事をしたいのか。
呆れてものも言えない私に、彼は何を思ったのか、さらに付け加えた。
「ちなみに、飲み物を飲む時は口の真ん中の道を開けて飲みます」
すごくどうでもよかった。
そんなキメ顔で言わなくてもいいことだった。