そして授業が再開した。 涼はちゃんと聞いてるのか聞いてないのかよくわからない。 いや、きっと聞いてない。 なぜならー 視線が私に向いているから。 『涼、前向いてちゃんと授業うけないと!』 小声でそう私が言ったら前を一瞬見てすぐまた私を見だした。 あーもう何言っても絶対聞かないね、これは。 そして涼の視線を無視しながら私は授業を終えた。