それにしても本当皆美形だよね。
「ねえ、茉莉ちゃん」
『なんですか?三浦さん』
「あ、友喜でいいよ。その方が話しやすいし、あと敬語もやめてね。ここの皆に遠慮なんていらないからね」
そう言って微笑むみういや友喜。
「で、本題なんだけど。何で涼と知り合いなの?涼基本全然話さないし、どうやって関わったの?」
ん?私何か疑われてない?
まあどうでもいいけど。
『道端で死んだように倒れてたから拾っただけだよ』
「え、涼が?んなわけねえだろ。お前が薬か何かで眠らせたんじゃねえの?」
そう言って私を睨む桃李。
『そう思うならそう思っとけば?』
なんかめんどくさい。
違うって答えても嘘つくなとか言われそうだし。
「お前、ふざけんなよ!!!!」
そう言って私の胸ぐらをつかむ桃李。
するとすぐ横から手が伸びて来た。
「…茉莉に…触るな」
そう言って桃李の腕をほどき私を抱きしめた涼。