その舞台に上がり、若頭としてスイッチを入れた。 何を話すか迷ったから、自己紹介からにした。 「改めて自己紹介します。轟組時期組長の轟美紀です。」 「僕が暴走した理由...それは猛が僕のことを迎えに来る。そう言われたからだ。」 朝永組のみんなは頭に「?」を浮かべ、轟組のみんなは殺気立っている。 「そう殺気立つな。僕は大丈夫だ。そして、朝永組の皆さん。僕の過去。そして、朝永朔さんが植物状態になった理由をお話しします。」