「組長!轟組が来ました!!!」 騒々しく朝永組の組員が入ってくる。 「なに!?」 春真さんは驚いた顔であたしとお父さんを見つめる。 「お父さん。」 あたしはお父さんを呼んだ。 「あぁ。行っておいで、美紀。」 「皆も心配なら着いてくる?」 あまりにも皆が心配そうな顔をするから、そんな風に言った。 「あぁ。俺らも着いて行く。」 東がそう返事をし、皆と一緒に轟組の皆がいる場所へ向かう。