「「はぁ?!」」
皆の声が一致する。
「だって今嵐が...」
聖も不思議そうに聞いてくる。
「嵐は人を騙すのが好きでね。転校初日もそうだったでしょ?」
「なら俺が勝てないってのは?」
東が不審そうに聞いてくる。
あぁ。涼に勝てないって言われたの気にしてたんだ。
「それは本当。上手くいっても互角ってところかな」
真実を告げると
「美紀を守るために俺は強くなるからな!!」
誓うように言った東にキュンとしたのは、私の中だけの秘密。
「そういえば、美紀。美紀に聞きたい事が沢山ある。とりあえず中に入ろう。」
そうして私達は、朝永家の中へと消えていった。