中学1年のあたし、鶴夜 歩乃歌(つるや ほのか)。自分に自信が無くて告白するなんて無理。告白されたこともない。ずっと片想いで終わってきたあたしの恋。それが嫌で、好きになることを避けてきた。そんなあたしに一通の間違いメールが来た。
『翔だよ~アド変えました!』
テンションが高めのメールの送信した人は翔という人だった。誰かわからなかったけど、なんか気になって返信してみた。
『どちらですか?』
…ブーブーブー
マナーモードにしてる携帯が鳴った。
『翔だよ!○○○店で会った佐々木翔♪この写メでわからない? 』
下の方に写メがあった。見ても全然わからなかった。もしかして…犯罪者?
『わからないです』
『そっか~じゃあ、俺間違って送ったみたい…ごめんね~』
どうやら、間違いメールだったみたい。でも、悪い人じゃなさそうだしそのままメールしてみようかな…
そんな軽い気持ちで翔さんとメールしてあっという間に1時間が経った頃には、寝る時間になってた。
『もう寝るね?ごめんね』
『おやすみ♪また明日♪』
『おやすみ』
久しぶりのメールは楽しかったな~と、思ってあたしは眠りについた。