「あっ、ネックレスしてくれたんだ!」
「あー…せっかくなので」
出る時、目に入って…なんとなくしてきてみた。
なんだろ、これ。
なんで僕、こんなやつにドキドキしてんの?!
「ひーかりんっ」
「え、なに…?」
「ねえ、ちょっとは楽しそうな顔してよ?」
「えっ、僕…」
「ちょー眠そうな顔してる!」
う…。
でも眠いのは事実、とゆーか年中無休。
あ、また…
「ふぁ…あ」
「ほーらっ! 俺といるのがそんなにつまんない?」
「いや、どういうわけではない…んだけど」
「じゃあ、もっと笑って?」
「笑う、って…。面白くもないのに」
でもそんな他愛もない会話が、少し面白かったり。
「あ、ねえねえ!」
「なにー」
「今度の日曜日、どっか遊びに行こっ♪」
「え、まぁ…」
「え、いいの?!」
「うん」
「じゃあさー…「光理っ」
後ろから、聞きなれた声が聞こえて振り返る。
「おー瑠那、おはよ」
「おはよ、って、どーゆーこと?!」
「あー…」
僕たちの関係について口ごもっていると、
「付き合ってんの!☆」
凌駕、さんがいった。