「ぅぅぅあぁぁぁぁぁわぁぁ
痛いっ痛いっ」

「美波ちゃんっっ」
心配するしかできない私。

「ちっ。 知ーらね」
おじさんは、どこかへ逃げて行った。

「美波ちゃんっ美波ちゃんっっ」
腕の血が止まらない。
どんどん溢れ出てくる。

「誰か…!救急車…!」