━━━なぜ、下僕になったのか

それは私のせいなのだ。

10年前。

「美波ちゃーん♪」
「愛実ちゃーん♪」

楽しそうに遊んでいる二人だった。


「こんにちはぁ☆」

と言って私たちに近づいてくるおじさん。