『あーだっち君♪』



ルンルン気分で近付くと、安達君のすぐ近くで座る。


『ねぇねぇ!!聞いて!!奏先輩のケー番ゲットしたよ!!』


それを聞いて、今まで黙っていた安達君がピクリと動いた。


『はぁ?さっき、まだ聞ーてねぇっつてただろーが。』


と言い睨んでくる。

…兄さん。怖いっす。

『しょうがないでしょ??さっき会ったんだもん。』


プイっとそっぽを向くと、いきなり腕を引っ張られる。


『お前…俺よりアイツを優先したのか?』