私は、安達君を追いかけ首根っこを掴む。


『ねぇ!お仕置きって何!?なにされんの!?雑用!??』


焦りながら言うと、安達君は私の腕をはらう。


『んなの知るかよ。別にやんなくてもいーんだぜ?お仕置き受けたいならな。』


え、ええええええ!!!!

逃げるのなしですか!?
まじすかまじすか!!


安達先輩、私話しかけるのにも結構勇気いるんすよ!!


『…なんだその顔。ム〇クの叫びか。』


真顔でツッコンでくる安達君を無視して、なんて声を掛けようか考えていた。




気がついたら、安達君はいなくてチャイムが始まる5分前だった。


『ヤバッッ!!』


私は屋上を出た。