だけど、いつの間にか注目を浴びていて…


『ちょっと!!何やってんのよ!?』


空の声でハッと我にかえる。


『ご…ごめ…』


『いいから!こっちに来て!!』


腕を捕まれてお店の奥につれてかれる。


『もう!初日から事件起こす気?それに店の前であんなことしたら売り上げが延びないでしょ!?』


ドアを閉めるなりプンプン怒る空。



プンプン…と言うか…ガミガミと言うか…。


『すいません…。』


謝る私とあぐらを掻いている安達君。

『安達ー!!聞いてんのか!?』


安達君はチッと舌打ちして空を睨む。


『うっせーな。だったら美亜里が連れてかれんの黙って見とけってわけ?』


すると空は

『……………………安達。お前は正しい。』



すると、安達君は『だろ?』と言って空と笑いあっていた。


…な、なんなのこの二人…。


『あんた…守られてるねぇ~!!』


『…は?』


空はそう言うと部屋から出ていった。




静まる教室。


そ、そうだ!!
お礼言わなきゃ!!


『安達君…ありがとう…』


『…おう。』


…うん。で、何話したらいいの?