イタイ視線からのがれて連れてこられたのは学校近くのファミレス。



『何でも頼んで~俺の奢り!!』


そう言って『何にしよっかな~』と鼻歌を歌っている七瀬君。


私…お腹すいてないんだけど…。



そう思いながら『ミルクティーでいいよ。』と笑った。



七瀬君は店員さんを読んで注文すると『さて…お話しようか』と言ってニコリと微笑んだ。




『…何を? 』


『清水あかりの事。』

…な、なんで?


私、清水さんの話聞きたいって言ってないよ…?

『なんでも聞いてね♪』



苦笑いをしながら聞く。



『な、何を知ってるの??』



そう言うと七瀬君は笑顔のまま、言った。


『全部。』