『うわぁ~みんなが俺を捨てているぅ~!!』

そう言いながらヒラリとソファに倒れる七瀬君。

でも、倒れた瞬間に寝てしまった。


『あのバカ、もう二度と会いたくないわ。』そう言って私に手を差しのべる空。



私は苦笑いをしながら立ち上がった。


『おれ…酔ったときの七瀬キライだわ…。』

そう言って帰る用意を始めた蓮夜さん。



『あ、美亜里ちゃん。』


『?…はい。』


なにかを思い出したように私を呼ぶ蓮夜さん。


『朝の事…秘密にしといてあげる。』


そういってニヤリと微笑んだ。


…朝の事…?