こんな些細なことでもドキドキするなんて やっぱ、おかしいかもしれない。 日向のこと、 好きなんだ…。 『もっと一緒にいたい』 なんて、わがままな感情が芽生えたのは 千鶴にも、まだ内緒――――。 「はーい、じゃあこれから予定通り海に行くので 水着やらなんやらの準備をしてここに再集合な」 大広間にクラス別に集まって、 これからの予定を確認した私たち。 …なんだけど。