――――…
それが、私が日向を好きになり、
仲良くなったキッカケだった。
そのあとから何回か一緒に勉強したものの、
好きだという気持ちが強くなっていってしまい。
私が恥ずかしくて緊張してしまうために
最近では一緒に勉強することもなかったのだ。
「ね!いいでしょ!お願い!
一緒に勉強してくれたら抹茶ラテ奢るから!」
「え!?いいの!?
やる!!」
「やったあ♪」
というか…。
何で教わる側の私が一緒に勉強してくれなんて、
まして奢るとまで言われて頼まれるなんて。
普通逆だよ、千鶴さん。
それでも
日向と私を一緒の空間にいさせてくれる千鶴の気持ちが
嬉しかった。