「ほんっと、いちいち嫌味ったらしー言い方して！！

そんなんじゃカナタ、絶対いい死に方しないよっ！！」






「別にいいよ？

人生は死に様よりも生きた過程の方がずっと重要だっていうのが僕の信条だから」






「〜〜〜減らず口！！」






「ごめんね、どんどん反論思いついちゃって」






「もっ、もーいいっ！！

この話はやめっ！！

ほらっ、早く学校いこっ！！」






「おぉっ、珍しいね。

みーちゃんがそんなに学校に行きたがるなんて。

今日はさぞ授業に集中するんだろうね？

これは要注目、って感じだなぁ」






「あーうるさいうるさいうるさいっ！」







そんな風に、たわいもない下らないやりとりをカナタとしていたら、あたしはまたもやすっかり加賀さんのことを忘れてしまっていた。





あー、ほんと、我がことながら呆れちゃうよ………。