カナタが驚いたように目を丸くしてる。








「…………どうしたの? みーちゃん。



なんで僕が、裏切り者なの?」









その顔があまりにも間抜けで、心底不思議そうで、あたしは、なんにも言う気にならなかった。








「〜〜〜っ、知らないよっ!!



自分で考えろっ!!!!」








ーーー捨て台詞のようにそれだけを叫んで、カナタから逃げるように、あたしは走り出した。